「急に頭がズキズキ痛みはじめる」
「痛み止めを飲んでも効かなくってきた」
「気圧、天候の変化で偏頭痛がでる」
「目の奥が重だるくイライラする」
「頭痛がひどいと吐き気がする」
この症状の頭痛で悩んでませんか?
頭痛は誰でも一度は経験したことのある症状だと思いますが、日常的に頭痛があるのはツライものです。日本人の10人に1人は偏頭痛に悩まされているといわれています。
西洋医学は偏頭痛のメカニズムはまだ解明されていませんが、脳の血管の炎症と関係していると言われてたいます。例えば、脳の血管が広がると三叉神経(顔面の感覚)が刺激を受け、血管に炎症が起こし頭の痛みが発生すると考えられています。痛み発症の引き金となるものには、光、音、におい、低気圧の接近(梅雨時や台風など)、血糖値の低下、精神的ストレス、人混み、疲労、過労、睡眠不足などがあります。ほかに、女性ホルモンの分泌と関係が深く、患者の多くは女性で、特に20〜40代に集中しています。
病院の処方では、トリプタン系薬や鎮痛薬などが処方されます。ただし、鎮痛薬を頻繁に飲むと、薬への依存が高まり、頭痛の頻度が増えることがあり注意が必要です(薬物乱用頭痛)。
どうして偏頭痛が改善しなのか?
どうして繰り返し痛むのか?
東洋医学の場合、偏頭痛の痛みの原因は「不通則痛(ふつうそくつう)」であると考えます。これは、気・血・水の巡り(通り)のいずれかが悪くなりと即ち痛みが出るという意味です。偏頭痛の場合、「血の流れが悪い」ことで起こると考えられています。血の流れが悪いと目の奥の違和感やズキズキと頭が痛いなど「血の巡りが悪いよ」と身体がサインを出しています。また、偏頭痛の方は頭痛以外の症状も持ち合わせていることが多いため、身体全体を診て施術する必要があります。東洋医学では、体質を見極めながら血の巡りを良くするために鍼やお灸をすることで、体質が改善されて偏頭痛が良くなります。
東洋医学による偏頭痛の3つのタイプを紹介します。
① 血の巡りが悪くて起こる「瘀血頭痛」
体の冷え、食生活の不摂生、睡眠不足などによって気血の巡りが滞ると、体の血流が悪くなり頭痛が起こりやすくなるのがこのタイプです。東洋医学では、血の滞った状態を『瘀血(おけつ)』といい、偏頭痛のタイプでも、頭に刺すような痛みや、目の奥の違和感、ズキズキとした拍動性の痛みは、瘀血頭痛と。これらの症状以外に肩こり、腰痛、生理痛などの痛みでお悩みの方や、高血圧、糖尿病、婦人科疾患のなど方にも多い傾向があります。
② 肝気上炎して滞った状態「肝火頭痛」
ストレスや自律神経の乱れが続くと、肝の気の巡りが滞り機能が低下することが考えられます。肝気が滞った状態が続くと、肝気が高まり炎上し肝火頭痛が起こります目の前がチカチカしたり、めまいが起こることがあります。
普段からイライラしたり、怒りっぽい、悩みを抱えやすい方に起こりやすい頭痛のタイプです。
③婦人科系(生理痛)による偏頭痛
女性の偏頭痛は、男性の4倍もの発症率ともいわれています。生理痛がひどい方は偏頭痛に悩まされる女性も多く、偏頭痛の発症には、女性ホルモンの影響やストレスなどが関与しているといわれています。西洋医学では婦人科系疾患と偏頭痛を分けて考えがちです。
東洋医学では、偏頭痛で悩む女性のほとんどが「生理痛」や「PMS」「子宮筋腫」「内膜症」「不妊症」などの婦人科系疾患を訴えています。生理痛を放置していくと、「子宮の血の巡りの悪さ」が原因で後に大きな病気につながる可能性があります。
東洋医学で偏頭痛を解決できます!
つらい偏頭痛は、仕事や生活リズムの乱れによるストレスや睡眠不足、食生活の不摂生、運動不足・・。など日頃の生活習慣の中に原因があることが関係しています。
偏頭痛を繰り返している方は、一度ご自身の生活習慣を見直してみませんか?
偏頭痛は、頭だけの問題ではなく、体全体のバランスが崩れることによって起こりやすくなることが考えられます。
痛みを緩和すると同時に、鍼灸などで、体の乱れを整えて偏頭痛が起こりにくい体質にしていくことが次の痛みへの予防につながります。
偏頭痛は痛み止めの薬を服用しても根本改善にはなりません。一時的に痛みを緩和させることは出来ると思います。しかし、治ることはありません。大切なのは痛みを抑えるのでなく「痛みが出ない体作り」・「生活習慣を見直す」ことが重要です。
必ず原因はありますので、偏頭痛でお悩みの方は気軽にご相談ください。
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