・走るとアキレス腱の痛みや腫れ
・アキレス腱を押すと痛い
・運動を開始直後に痛みがでる
・運動を継続すると痛みが和らぐ
上記のように、運動開始直後は痛みがでてしまう、運動すると痛みが和らぐという傾向があります。徐々に痛みがひどくなり歩くのもつらくなる場合があります。違和感に気づいたら、早めに当院までご相談ください。
アキレス腱炎はスポーツをしている人によく見られるスポーツ障害です。ランニングで非常によく起きやすい症状く多くマラソンランナーを悩ませています。ジャンプをよく使うサッカー、ダンスなどにも多くみられます。また、運動不足による筋肉の低下や年齢による筋肉の萎縮によりアキレス腱を痛める事があります。アキレス腱はふくらはぎの筋肉と踵を繋いでいる腱で、ジャンプやダッシュと など大きく関係しています。アキレス腱を伸ばすと痛みが増すことが多く、足が地面に着地した際や歩行、しゃがむ動作でも痛みを生じます。これがアキレス腱炎と呼ばれるものです。
アキレス腱の原因
オーバーユース(使い過ぎ)
激しいトレーニングで繰り返し強い負荷の運動を繰り返すことでアキレス腱には負荷が蓄積されてしまいます。ランニングやダッシュ・ストップ動作、ジャンプの着地などアキレス腱に繰り返し負荷がかかると痛みが生じ、悪化すると歩くことも支障をきたします。
疲れが取れていない
トレーニングを繰り返し疲労が蓄積されふくらはぎの筋肉とアキレス腱が硬くなり、炎症を起こしやすくなります。疲労が蓄積している方は、運動後のケアが不足している事が多いです。運動後のストレッチをしっかりしてクールダウンする事がとても重要です。
足部の筋力低下
年齢や運動不足にのよる筋肉の低下により、ふくらはぎやアキレス腱が硬くなってしまいます。その状態で運動をすると、足首にかかる負担が大きくなりアキレス腱を痛める事があります。運動を最近開始したばかりという中高年の方に起こりやすいです。ちなみに、少し高い段差を飛び降りた時に両足の着地時にアキレス腱を痛めることがあります。この高さなら大丈夫だと思って飛び降りたらアキレス腱断裂したというのもありますので注意が必要です。
靴が合わないのを履いている
自分の足にあわない靴を履いていると、アキレス腱にかかる負担は大きくなります。クッション性の低い靴や足のサイズ自分にあっていない靴、靴底が擦り減った靴などでスポーツをしていれば、アキレス腱炎が起こりやすくなります。
次に、東洋医学でのアキレス腱の考え方
について紹介します。
東洋医学ではアキレス腱炎は、「肝」と「肺」の関係が深くアキレス腱周囲の血と気の巡りがスムーズに流れずにふくらはぎとアキレス腱に停滞してしまう状態です。それが痛みや腫れの原因となると考えられます。朝起きたと時の痛みや動き始めの痛みは「寒邪」と「風邪」により影響を受けやすため、朝と動作時には筋肉肉が硬くなりやすいので痛みが出やすくなります。スポーツで使い過ぎや長い間体力仕事をした時などに気血は滞り、それがアキレス腱周囲であった場合にアキレス腱炎・周囲炎を発症する可能性が高くなります。
アキレス腱炎はケガの程度としては比較的軽く、スポーツの現場では軽視されがちです。しかし、症状が出ているのを放置して運動を続けてしまうと、損傷したアキレス腱が回復するのに時間がかかるおそれがあります。このような深刻な事態を避けるためにも、軽症のうちに鍼灸施術を始めることが望ましいです。また、鍼灸施術を行う事で全身の血流が良くなるのでスポーツのパフォーマンスがあがったり筋肉の疲労がしにくくなりケガをしにくいなどメリットがたくさんあります!
アキレス腱炎などのスポーツによる痛み、運動してないのに足首の痛いなどでお困りの方は当院までご相談ください。
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