慢性気管支喘息を自力で良くする東洋医学式セルフケア!

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こんにちは。「菜の花はり灸院整骨院」の青木です。

「風邪は治った後も、咳だけがずっと残る…」

「夜中や朝になると、ゴホゴホと咳き込んで目が覚める」

「少し動いただけで息が苦しくなる」

「咳が始まると長時間続いてつらい…」

そんな症状がある方は、慢性気管支喘息

の可能性がありお困りの方も多いと思います。慢性気管支喘息は鍼灸施術で改善することが出来ます。

慢性気管支喘息とは?

慢性気管支喘息は、気管支に慢性的な炎症が続き、少しの刺激でも気管支が敏感に反応してしまう病気です。

その結果、以下のような症状が現れます。

•夜間や明け方の咳が長引く

•ヒューヒュー・ゼーゼーという音をともなう呼吸

•階段や運動後に息切れ・胸の苦しさ

•風邪をきっかけに症状が悪化しやすい

気管支に慢性的な炎症が続くことで、咳や喘鳴(ヒューヒューという音)、息苦しさなどの症状が繰り返す病気です。アレルギーやウイルス、ほこり、寒さなどの刺激に気管支が過敏に反応することが原因とされ、夜間や明け方に咳き込むことが多いのが特徴です。一時的な風邪による咳とは異なり、慢性的に気管支が過敏な状態が続くため、根本的なケアと体質改善が重要になります。

なぜ咳が止まらないのか?

東洋医学の考え方は?

東洋医学では、咳は単なる症状ではなく、「体の内臓バランスが崩れたサイン」としてとらえます。特に、喘息や咳が長引く場合には、以下の原因が考えられています。

•肺の機能低下(呼吸をつかさどる臓器)

•衛気(バリア機能)の不足

•体の冷えや乾燥

•胃腸の弱りや疲労の蓄積

つまり、外からの刺激(風邪・ほこり・冷気)だけでなく、内側(内臓)の弱りも「咳の出やすさ」を引き起こしている原因です。

東洋医学での喘息の4つの体質パターン

慢性気管支喘息になりやすい方には、大まかに4つの体質的な傾向があります。

1.冷えタイプ

寒い空気に弱く、痰が白くサラッと。首や背中が冷えると咳き込みやすい。

2.乾燥タイプ

空咳が続き、のどや口が乾きやすい。秋や暖房の季節に悪化しやすい。

3.胃腸虚弱タイプ

食後に咳が出る、痰がネバネバ。むくみや下痢・便秘も。

4.気虚タイプ(元気不足)

声が小さい、疲れると咳が悪化。息切れが早い。

こうした体質の違いを見極めることで、患者さんに合わせて的確なケアや予防が可能になります。鍼灸では、体の表面にある「ツボ(経穴)」を活用し、肺の働きを高め、咳をしずめる施術を行います。

また、喘息のように慢性化した状態では、「肺」だけでなく「脾」や「腎」などの臓腑とのバランスも重視します。体の根本から整えることで、再発しにくい体づくりが可能です。

最後に、

肺を守る日常でできる

体質改善と予防ケアを紹介

喘息や慢性の咳が出やすい方は、日常生活でも肺をいたわる習慣を大切にしましょう。

肺の養生ポイント5つ

•朝にゆっくり深呼吸(腹式呼吸)する
東洋医学では「肺は朝に活発になる」とされており、朝の時間帯は肺のケアに最適です。特に腹式呼吸(鼻から吸ってお腹をふくらませ、口からゆっくり吐く)を行うと、肺が深くまで使われ、呼吸が整い、自律神経も安定しやすくなります。1〜2分の深呼吸を取り入れるだけで、肺を健やかに保つ助けになります。


• 首・手首・足首を温める(寝るときなど体を冷やさない)
「首」とつく部位は、体の“熱”や“気”が出入りしやすい場所。ここが冷えると、肺を含む呼吸器全体に影響が出やすくなります。就寝中は体温が下がるため、首にタオルや足レッグウォーマーなどを活用して「首・手首・足首」を冷やさない工夫が大切です。寒さで咳が出やすい人にとても効果的です。

• よく噛んで食べる事で胃腸を整える(肺と脾は関係が深い)
東洋医学では「脾(=胃腸)」が食べたものから気(エネルギー)を作り出し、それを肺が全身に送り出すと考えられています。胃腸が弱ると肺にも影響が出てしまうのです。よく噛んで食べることで消化吸収がスムーズになり、結果的に肺の働きをサポートすることにつながります。

•白い食材(大根・長芋・白ネギ・蓮根など)を意識して食べる
東洋医学では、白い食材は「肺を潤す・整える」作用があるとされています。たとえば、大根は痰を切り、咳をしずめる作用があり、長芋は粘膜を守って呼吸を楽にします。白ネギや蓮根も肺の働きを助けるとされ、特に乾燥した季節や、咳が出やすい時期におすすめの食材です。味噌汁や煮物など、日常の料理に取り入れやすいのも利点です。

•疲れすぎない。こまめに休憩し、体に余裕をもたせる
肺は「気(エネルギー)」をコントロールする臓器のため、疲れやストレスの影響を受けやすい部位です。過労が続くと呼吸が浅くなったり、咳が出やすくなったりします。休憩をこまめにとり、意識的に体と心に余裕をもたせることで、肺の機能も安定しやすくなります。がんばりすぎないことも、肺の健康を守る大切な方法です。

慢性気管支喘息は、単なる咳の病気ではなく、「肺の弱り」「体の過敏さ」「内臓の不調」が重なって起きる状態です。西洋医学の薬だけでは改善することは難しいです。

“なぜ咳が出る体質になってしまったのか”知ることが重要です。これは東洋医学が得意分野となります。

何度も繰り返す咳、季節の変わり目に悪化する喘息、薬を減らしたい・体の根本から見直したいという方は、ぜひ一度ご相談ください。

菜の花はり灸整骨院では、あなたの体質に合わせた鍼灸施術で、「咳に悩まない日常」を取り戻すように治療してまいます。

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