手首や腕には、めまいの症状を緩和させる効果を期待できるツボがあります。
そのツボを3つ紹介していきます。
「外関がいかん」
手の外側にあり、手首反らせたシワから指幅3本肘に向かったところにあり。指で押さえると少し凹みを感じた所にあります。「外関」気の出入りする場所にあるツボと言われています、自律神経を整える作用があります。疲労回復や頭痛にも効くといわれています。
「風池ふうち」
風池の位置は、首の後ろで、耳の後ろのとがった骨と髪の生え際の真ん中を結んだちょうど中間にあります。うなじの筋肉の外側で凹んでいるところです。
風池の「風」は風邪(ふうじゃ)「池」は陥凹部でそのツボ溜まると言われています。息を吐くとリラックスしやすくなるため、呼吸を止めずにゆっくりを吐きながら押さえてください。頭痛や目の疲れにも効果があります。
「顖会しんえ」
前頭頂部の中央にあるポイントです。親指の横幅を一寸と考えます。頭の生え際の中心に親指を横向きにあてて、親指2本分頭頂部側にあります。
この経穴(ツボ)の名前に使われている「顖」は、大泉門(頭頂部にある骨の隙間)のことです。「会」は、集まり、会するという意味です。
大泉門とは、頭蓋骨の継ぎ目となっている部分です。大泉門が閉じるのは1歳半から2歳ぐらいと言われています。この大泉門は、前頭骨と二つの側頭骨が癒合するポイントですが、成人であれば触知するのは難しいです。めまいが発症する方の多くに、このポイントでの圧痛が認められます。凹みがあり押すと頭皮がぶよぶよしている場合もあります。血行不良で頭がむくんでいる状態。頭部のむくみは、めまいだけでなく他の様々な症状の引き金にもなりうるので、早期の治療が必要です。
この3つのツボを指圧マッサージをして下さい。指の腹で優しく抑えてください。気持ち良いぐらいでいいです。10秒〜15秒ぐらいマッサージして下さい。グリグリと強く押しても逆効果のためよくありません。
外関、風池、顖会は鍼灸施術でもよく使っています。外関、顖会はお灸がオススメです。
めまいでお困りの際は、当院までご相談ください。
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