「急にふわっとする」
「寝ていてもグラグラする感覚がある」
「立ち上がるとクラっとする」
「グルグルして胃も気持ちが悪い」
このようなめまいの症状は、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

めまいと聞くと、「耳の異常」や「脳の問題」といったイメージを持たれる方も多いですが、実際にはそれだけで説明できないケースも少なくありません。病院で検査をしても異常が分からず、「薬を飲んで様子を見ましょう」と言われることがよくあります。
では、なぜめまいは起こるのでしょうか。
実はめまいは、一つの原因だけで起こることはあまりありません。いくつもの要因が重なった結果として症状が出て来ます。
めまいに関わる主な要因
めまいにはさまざまな要因が関係しています。

一つ目は内耳の働きです。内耳は体のバランスを保つ重要な役割を担っており、ここに異常が起こると、グルグルと回るような回転性のめまいが出ることがあります。
次に、血行不良による問題です。脳への血の巡りが一時的に低下すると、ふわっとするような浮遊感のあるめまいが起こることがあります。急に立ち上がったときなどに感じるめまいは、この影響が考えられます。
さらに、自律神経の乱れも大きく関係しています。ストレスや疲労、睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが崩れ、血流や内臓の働きが不安定になります。その結果、めまいが起こりやすい状態になります。
加えて、首や肩の緊張も見逃せません。長時間のスマートフォンやパソコン作業によって筋肉が固くなると、首周辺の血流が悪くなり、めまいにつながることがあります。
一つではなく「重なり」が原因になる
ここで大切なのは、「どれか一つが原因」というよりも、これらが重なっていることが多いという点です。
例えば、
仕事のストレスが続いている
↓
睡眠の質が下がる
↓
自律神経が乱れる
↓
血流が悪くなる
↓
首や肩が緊張する
このように、いくつもの要因が積み重なった結果として、めまいという症状が現れることがあります。
つまり、めまいは“結果”であり、体の中で起きている複数の不調が表に出てきたサインとも言えます。
東洋医学の考え方
東洋医学では、めまいは「気・血・水」のバランスの乱れとして考えます。

気の巡りが悪くなると、ストレスの影響を受けやすくなり、ふわっとした不安定な感覚が出やすくなります。血が不足すると、脳への栄養が行き届かず、立ちくらみのようなめまいが起こります。そして、水分代謝が乱れると、体の中に余分な水が溜まり、内耳に影響して回転性のめまいが出ることがあります。
ここでも同じように、「どれか一つ」ではなく、これらが重なり合っていることが多いと考えます。
めまいを改善するためには、単に症状を抑えるだけではなく、体全体の状態を整えることが重要です。
日常生活の中でも、首やお腹を冷やさないようにしたり、しっかりと睡眠をとるなど、ストレスを溜め込まないことが大切になります。深呼吸を取り入れて体をリラックスさせることも、自律神経を整える事が出来ます。こうした習慣が体のバランスを整え、めまいが起こりにくい体をつくっていきます。
まとめ
めまいは、単なる一つの原因で起こるものではなく、さまざまな要因が重なった結果として現れる症状です。

だからこそ、「どこが悪いのか」だけを見るのではなく、「体全体がどういう状態なのか」を体の不調に気づく事ことが重要です。体からのサインを見逃さず、少しずつ意識していくことで不調の無い(めまいの出ない)体を作ることが可能です。



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