原因不明の機能性ディスペプシアについて

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病院で検査(胃カメラ)をしても異常がないのに胃痛がある

  • 胃薬を飲んでも全くよくならない
  • 背中が痛みを感じる
  • 胃の痛みで外食ができない
  • 食後すぐに胃が張り動けない

機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや不快感などの症状が現れているにもかかわらず、上部消化管検査(胃カメラ)など胃に関する検査を行っても何も病気が見つからなかった場合に、診断される病気です。

日本人の約10人に1人が機能性ディスペプシアと診断される症状を持っていると言われています。若年層で女性に多いと言われていますが、特に年齢層は特に限定される事はありません。命に影響を及ぼすような怖い病気ではありませんが、仕事や勉強に集中できない、食事が食べられず身体が動けないなど、生活を著しく損なう病気です。痛みは食後に多く、心理的・身体的ストレスなどが原因となり、胃の働きに支障がでて、胃の不調を起こすと考えられています。胃の状態は悪くないので薬を服用しても効果ありません。

ここで厄介なのは、機能性ディスペプシアは
「病院の治療ではなかなか改善しない」という点です。
ではそれは何故でしょうか?

当院に来られている方は、症状が改善しています。
機能性ディスペプシアの方の症状は

  1. 午前中、胃が気持ち悪い
  2. 背中の凝りやダルさ
  3. 副鼻腔炎で鼻がつらい
  4. 便秘がつらく何日も続く
    上記の通りです。

午前中、胃が気持ち悪い
味の濃い食べ物、スナック菓子、甘いジュースなどを毎日食べ続けて胃を放置していると、胃が荒れて出血したり、穴が開くことがあります。朝の胃もたれの原因は食事のとり方に関係している事が多いですから、胃をいたわる食生活を見直す事が必須となります。
ちなみに、東洋医学では朝の起こる症状は「肺」が関係しています。「肺」の機能を上げる事で午前中の胃の気持ち悪さは改善できます。

背中の凝りやダルさ
胃の不調がある方は猫背や背中の凝りを訴える方が多いです。猫背姿勢が続くとみぞおち付近のある胃腸が圧迫され消化がスムーズに進まなくなり胃痛や胃もたれむかつきといった症状を引き起こします。胃の裏になる背中が凝りの原因になります。肺も圧迫され呼吸も浅くなる方もいます。猫背姿勢は気をつけなければなりません。

副鼻腔炎で鼻がつらい
副鼻腔炎はウイルス、細菌、花粉、アレルギー性物質により、副鼻腔(鼻の周辺にある空洞)で炎症が引き起こされます。慢性副鼻腔炎は「蓄膿症」と呼ばれます。また、胃の不調がある方は呼吸器疾患、風邪引きやすい方が多いです。
東洋医学では「肺」は副鼻腔炎(呼吸器疾患)は関係しています。肺の機能を改善する事で症状は回復します。

便秘が何日も続く
便秘で「腹痛」になる方は多いと思います。腸は胃や十二指腸などの消化器官とつながっているため、便秘で起きる「腹痛」の中には胃痛も含まれます。何日も便がなかなか出ないと、腹痛の他にみぞおちの痛み、お腹の不快感、吐き気などを起こします。
東洋医学では、便秘は「肺」と関係しています。

機能性ディスペプシアのような原因すら見つからないような疾患に対しても
当院は対処することが出来ます。

東洋医学は機能性ディスペプシアの症状を改善させることが可能性があります。
機能性ディスペプシアの原因は、東洋医学では「脾」と「肺」の機能低下によるものと考えます。

「脾」は食物の消化吸収を行い、吸収した栄養分や水分から元気の元となるエネルギーを作り出して全身に送り出す働きをしています。脾虚とは消化器系の調子が悪く、食物をエネルギーを作れない状態のことを指します。脾とは胃腸のことで、西洋医学の脾臓とは異なります。脾虚は胃腸が弱い状態です。食欲不振になることが多く、お腹の張り、下痢、気力の低下、疲労感などの症状を引き起こします。

東洋医学の「肺」とは、臓器の肺だけでなく、気管支と呼吸機能もすべて含んだ五臓のひとつです。肺は呼吸機能により、気と水を全身に巡らせます。肺は潤いを好みます。そのため、栄養を吸収して潤いを作る脾が不調になると、肺も乾いて不調になります。

肺は気をつかさどっているため、肺が弱ると気の病がおこります。動悸や不整脈、げっぷ、おならが出やすくなります。朝に起こる症状は肺と関係が深く胃の気持ち悪さ、頻尿、末端冷え性など。肺と大腸は関係ないと思われますが、大腸は肛門で空気に触れます。便秘や下痢などの症状は肺とも関係していると考えます。

「肺」と「脾」を鍼灸施術で、からだの本来の機能を高めていれば、胃痛の症状は自然と緩和されていきます。病院でも治せない機能性ディスペプシアも、東洋医学なら驚くほど症状が改善します。

胃の不調があると不安になる方も多いと思いますが、胃以外にからだの不調がある場合は原因を取り除けば改善する事が出来ます。もしあなたが改善しない胃痛でお悩みなら、東洋医学の鍼灸治療を受けてみてください。からだの変化を実感していただけます。

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